熱狂はあとから価値になるから、それを安心して続けて欲しい
人は自由になれる。
あなたも、わたしも、実はそこにいる必要はないし、どこで暮らしたっていい。何だってできる。
わたしは成り行きでスペインにきた。
話は小学生の時、NHKで「アインシュタイン・ロマン」というシリーズを見て感化され、図書館で本を読み、何となくドイツ好きだったのかもしれない。
大学では経済を専攻し、就活で周りが騒ぎ始めた時、自分のしたいことは何かを探るために放浪の旅に出たり、東海道を歩いたりした。でも結局何も分からなかった。自分探しなどそんなものだ。何も無いところを探しているのだから。
自身を深堀りしていくと、そこで面と向かうことになるのが育ってきた環境や生い立ちで、あなたはそこで「そういえば……」と言いながら、昔憧がれたこと、好きだったことを思い出す。医者になりたかった、歌手、モデル、宇宙飛行士、オリンピック選手……。幼年期や成長期に強く心を動かされたものは、深層心理のなかに残っている。三つ子の魂百までとはこういうことだろう。
それらの夢を大人の頭で現実的に考えると、バンドマンは無理でも音楽は作れる、となる。わたしはもっと非現実的な現実を選び、見事に砕け散った。ドイツで大脳生理学を学び、研究者になるという夢だ。ゆくゆくはノーベル賞なんて……。
思い立ってから大学在籍中の最後の一年、ドイツ語を専攻し、とにかく一年ひたすら独学。自己紹介スピーチで「卒業後はドイツに渡って、大学で大脳生理学を学びたいです」と言い、「無理だ、何を言っているのか」と教授を怒らせた。
それでもわたしは、ドイツなら脳の細かい研究ができるだろうと思い込み、バイトで貯めたお金で渡航した。
結論を言うと、夢は叶わなかった。研究職に就くまでの壮大な時間と勉強を考えて、途中でコスパをとってしまったからだ。
その後は起業、離婚、右往左往しながら生きてきた。
そんな人生でひとつ言えるのは、人は今しか見つめない、ということだ。今のフォロワー数、今の経済状況、タスク、かけた時間……。それらは一見無駄に見えるけど、後から振り返ると、熱狂がどんなものでも価値に変わっている。わたしのドイツ行きがまさにそれだった。
ここで想像してみてほしい。歳をとってあまり動けなくなったとき、あなたは過去の色々を思い出すだろう。1ヶ月しか続かなかった早起きや、三日坊主の筋トレは記憶に残っていないし、おとといの昼食すらわからない。
たとえ辛い経験であっても、一生懸命打ち込んだことは後で価値になるようだ。わたしは未来を語っている。ドイツ語をがむしゃらに勉強したあの日々は一生忘れないし、それが今は何かの役に立っている。あの挑戦があったから、自分の限界が分かったし、青春という記憶になった。そして今それを書くことで付箋回収している。
現在が過去になり、未来に輝く。
あなたはどんな現在を生きてますか?
もし結果が出なくて焦っているのなら大丈夫です。人生は後から付箋回収ができるからです。
この先の旅路も
ご一緒いただけたら嬉しいです



うまく言えないのですが、優しく励ましてもらいました。
私は今、幼い子どもたちを連れてほかの国に行こうと考えていて、手順は明確なのですが、怖くて、なかなか進めることができていません。家族も賛同していません。そんな中、ぐいと背中を押してもらったというより、手を取ってもらったような気分です。また少しずつ頑張ろう。